オンラインそろばんおすすめ比較16選【2026年最新版】
月謝・対象年齢まとめ

送迎の負担ゼロ、月謝は通塾の半額以下——オンラインそろばんには、そんな魅力があります。教室を比較検討していた時期、通塾だけでなく、オンラインのそろばんもいくつか調べました。今回は、代表的なオンラインそろばんサービスを16件、料金や対象年齢を含めて比較してまとめます。

ここでは、オンラインそろばん全般に共通する特徴として、改めて調べて分かったことをまとめます。

オンラインそろばんの主な選択肢

調べてみると、オンラインそろばんは、大きく分けて2つのタイプに分かれることが分かりました。

ライブ双方向タイプ(リアルタイム指導)

Zoomなどのビデオ通話や専用システムを使い、講師とリアルタイムで対話しながら学ぶ形式です。実際のそろばんを使い、手元をカメラで映しながら、直接指導やアドバイスを受けられます。教室に通っているのと近い感覚で、双方向のやり取りができるのが特徴です。

例えば「よみかきそろばんくらぶ」は、この形式を採用しているオンライン専門のそろばん教室です。少人数制で、リアルタイムの個別指導が受けられ、加えて「おけいこログ」というアプリで、検定練習や動画視聴による自習もできる仕組みになっています。オンライン授業は通学タイプに比べて集中する時間が長くなる傾向があり、週1回の受講でも、通塾の1.5〜2倍のペースで進められる場合がある、という説明もありました。ベネッセの「チャレンジスクール」のように、大人数でライブ会場的な雰囲気で受けるタイプもあれば、こうした少人数・個別指導型のサービスもあり、規模感は教室によってかなり幅があります。

アプリ・動画タイプ(自習・デジタル学習)

タブレットやパソコンのアプリ教材を使い、自分のペースや隙間時間に進める形式です。ゲーム感覚で効率よく暗算力を高められる工夫や、珠を非表示にしてイメージトレーニングする機能を取り入れているのが特徴です。「そろタッチ」が、この代表例にあたります(そろタッチについては、次の記事「そろばんと「そろタッチ」、どちらにするか悩んだ話」で詳しく比較するつもりです)。

料金プランは、アプリだけで学習する「ネット生」と、週1回教室にも通う「教室生」に分かれていることが多く、ネット生は月額4,000円弱、教室生は月額1万円程度と、価格差がかなりあります。対応するタブレット端末を持っていない場合は、別途購入費用もかかります。

通塾中心のそろばん教室が、オンライン授業を並行して提供しているタイプ

石戸珠算学園のように、通塾がメインの教室でも、オンライン授業を並行して開講しているケースもあります。ビデオ通話で先生とやり取りしながら、自宅のそろばんを使って学習するスタイルです。

主なオンラインそろばんサービスを比較してみた

複数の比較サイトを参考にしながら、代表的なオンラインそろばんサービスを表にまとめてみました。料金は税込・税抜が情報源によって混在している場合があるため、あくまで目安として捉えてください。また、料金体系は変更されることがあるので、実際に検討される際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

サービス名 形式 月謝(目安) 入会費 授業回数 マンツーマン 対象年齢 受けられる検定
よみかきそろばんくらぶ 先生レッスン型 4,400円〜13,200円(人数により変動) 11,000円 週1回 あり(完全個別コース) 3歳から 日本珠算協会(珠算・暗算・九九など)
ベネッセ チャレンジスクール 先生レッスン型(大人数制) 5,980円 0円 週1回(年45回) なし(定員30〜50名のグループ) 小学1年生〜6年生(上級コース修了で高3まで継続可) オンライン検定あり(追加受講費0円)
いしど式オンライン 先生レッスン型(1対5まで) 月4回8,800円/
月8回13,200円/
月12回18,800円
要問合せ 月4回 or 月8回 or 月12回 あり 定めなし(幼児は付き添い必須) なし(本部教室の検定と連携)
ネットdeそろばん 先生レッスン型 4,180円〜6,820円 11,000円 年44回 or 年88回 あり(月1回) 年長から こうえい教育推進協会検定
そろばん塾ピコ オンライン校 先生レッスン型 8,000円〜20,000円 8,000円 週1回 or 週2回 あり 年長から(年少・年中は要相談) ピコ検定、日本計算技能連盟
あおばそろばん教室 先生レッスン型 4,800円〜11,000円 3,000円 週1回 or 週2回 あり 定めなし あり
Tozオンラインそろばん 先生レッスン型(チケット制) 8回券11,980円など 9,800円 チケット制 なし 小学1年生以上 なし
川上スクールジャパン 先生レッスン型(複数人同時指導) 月8コマ7,700円/
月12コマ9,350円/
月16コマ11,000円
未経験者10,000円(転塾生5,000円) 月8・12・16コマ制(1コマ60分) なし(別室での個別フォローあり) 年齢制限なし(数字が書けることが目安、3歳受講例あり) オンライン珠算・暗算検定、フラッシュ暗算検定
オンラインそろばん教室りん 先生レッスン型(少人数制) 60分枠(小学生以上・8級以上向け)月4回9,900円/
30分枠(未就学児・初心者向け)月4回5,500円
通常5,500円(無料体験後1ヶ月以内の入会は3,300円) 月4回(追加1回:60分枠2,200円、30分枠1,100円) 少人数制(1〜3名) 3歳から(数字が読めればOK) 珠算検定10級〜段位、暗算検定6級〜段位(在籍生は検定料無料)
まなぶてらす オンライン家庭教師型 講師により異なる なし 講師と相談制 あり(生徒が講師を選べる) 定めなし 講師によっては検定問題集執筆者も在籍
オンラインそろばん教室ししん 先生レッスン型(少人数担任制) 幼児クラス 週1回3,300円/
週2回5,500円、入門〜上級クラス 週1回4,400円/
週2回6,600円
3,500円(キャンペーンで無料の場合あり) 週1回(月4回)or 週2回(月8回) クラスは5人までの少人数制 幼児(年長)から 明記なし(日商検定など特別練習は実費でテキスト対応)
楽珠そろばん教室 オンラインクラス 先生レッスン型(少人数制) 週1回4,000円/
週2回5,600円/
週3回7,200円
入会金5,000円+初期教材費1,000円+事務手数料300円/月 週1〜3回(年47回、1回55分) 個別授業の設定もあり 明記なし オンラインでの珠算・暗算検定、フラッシュ暗算検定に対応
田中そろばん塾 オンラインそろばん 先生レッスン型 週1回7,000円/
週2回9,500円/
週3回11,000円
無料 週1〜3回(年45回) 明記なし 5歳から 珠算検定(1級合格者は特待生扱いで一律7,000円)
佳日そろばん教室 あおぞらパス 動画配信・自習型 3,980円 なし ー ー 「上の玉ひとつで5」と認識できる年齢から なし
インターネットそろばん学校 動画・eラーニング型 2,200円(30日コース) なし ー ー 定めなし なし
「そろタッチ」 アプリ型 ネット生 約4,000円弱/
教室生 約1万円
教室により異なる ー 教室生は別途あり 定めなし 独自の進級システム

特にベネッセのチャレンジスクールは、いしど式が監修しているものの、大人数制(定員30〜50名)でその分価格を抑えているという、他とは違う位置づけのサービスでした。まなぶてらすは、そろばん専門というより、オンライン家庭教師サービスの中にそろばん講師が在籍している形で、生徒が講師を指名できるという特徴があります。

なお、「オンラインそろばん教室ししん」は、住民税非課税世帯割引や兄弟割引(入会金無料・授業料3割引)という制度があり、経済的な事情に配慮した価格設定をしている点も印象的でした。「楽珠そろばん教室」は、週1回4,000円からと、確かにかなり低価格帯でした。ただし、指使いを覚えるまでは週2回コース以上を推奨しているとのことで、実質的には週2回5,600円あたりが目安になりそうです。小学生のうちに最低3級以上を目標としている、という方針も明記されていました。田中そろばん塾は、珠算1級以上の合格者を「特待生」として一律料金にする制度があるなど、ユニークな価格設定をしていました。

川上スクールジャパンは、青森県十和田市の小さな教室でありながら、国内46都道府県・海外26カ国から約770名(2026年時点)の生徒が参加している、かなり規模の大きいオンラインそろばん教室でした。小学生あんざん日本一の輩出実績や、全国大会での団体3位入賞など、実績も豊富なようです。料金はコマ数制(月8・12・16コマ)で、1コマあたりに換算すると960円台〜1,170円台と、大人数指導の中では比較的リーズナブルな設定でした。

オンラインそろばん教室りんは、指導歴6年以上・国立大理系卒という講師(りん先生)が、1〜3名の少人数制で指導するサービスでした。特徴的なのは「通信教育サポート」で、レッスンがない日でも、お家で解いた問題をLINEで写真に撮って送ると、採点とアドバイスをつけて返却してもらえる仕組みがあります。毎日の練習習慣を支える工夫として、興味深いと感じました。珠算・暗算ともにオンラインで検定を受験でき、在籍中の生徒は検定料が無料という点も魅力です。料金は、未就学児・初心者向けの30分枠(月4回5,500円)と、小学生以上・8級以上向けの60分枠(月4回9,900円)に分かれています。友人・兄弟を紹介すると、紹介した側・された側の双方が、翌月の月謝から1,000円割引になる紹介キャンペーンもあるようです。兄弟で通わせることを考えている家庭にとっては、地味にありがたい制度かもしれません。

佳日そろばん教室 あおぞらパスは、オヤソロの記事でも何度も参考にさせてもらっている、そろばん指導者のよしろう先生(そろばん十段・暗算十段)が運営する教室の、動画配信・自習型のサービスです。月3,980円・入会費なしと、先生が直接教えてくれるタイプに比べて、かなり手が出しやすい価格でした。対象は「上の珠ひとつで5」と認識できる年齢からで、検定は受けられません。

我が家はまだ利用していませんが、行動遺伝学のこと、中学受験のこと、そろタッチとの違いなど、よしろう先生の発信には、これまで何度も助けられてきました。そろばんの指導者としても、情報の発信者としても信頼している方なので、通塾の時間が取れないご家庭や、まずは自宅で試してみたい方には、選択肢のひとつとして、おすすめできるサービスだと思います。

表から見えてくること

  • 月謝の幅がかなり広い:先生が直接レッスンしてくれるタイプは、月4,000円台〜2万円台まで幅があります。おおむね、個別指導(マンツーマン)に近いほど高額になる傾向があります
  • 動画・自習型は圧倒的に安い:先生のレッスンがない分、月2,000〜4,000円程度に抑えられています。ただし、分からないところをその場で質問できないという制約があります
  • 対象年齢や検定の有無は、サービスによってかなり差がある:3歳から受け入れているところもあれば、小学生以上に限定しているところもあります。検定を受けられるかどうかも、サービスによってまちまちです

これから検討される方は、それぞれの公式サイトで、最新の料金・指導形式・定員などを確認されることをおすすめします。

オンラインそろばんのメリット

  • 送迎の負担がない。教室までの移動時間がかからないため、共働き家庭には大きな魅力です
  • 時間の融通が利きやすい。教室の開講時間に縛られず、自宅の都合に合わせて取り組めることが多いです
  • 料金が通塾より安いケースが多い。特にアプリ・動画の自習型は、月2,000〜4,000円程度と、月謝だけで見ると通塾より大きく抑えられる傾向があります
  • 兄弟がいる場合、送迎の手間が一人分で済む。今後、下の子にも通わせることを考えると、この点は見過ごせないメリットだと感じました
  • 集中しやすい環境で、進みが早くなる場合がある。前述の通り、オンラインの方が通塾より高いペースで進められる、というケースも紹介されていました

オンラインそろばんのデメリット、感じたこと

  • 本人のやる気や習慣に、進み具合がかなり左右される。教室のように「その時間はそこにいるしかない」という強制力がなく、自宅で誰かが横について声をかけない限り、続けるのが難しい子もいると思います
  • タブレット代や通信環境など、初期費用がかかる場合がある。対応端末を新たに購入する必要があると、数万円単位の出費になることもあります
  • 教室によっては、保護者の手出しをあえて制限しているケースもある。調べる中で、「お子さんが『できない』と感じても、保護者が離れて補助をしないことが必要」という方針の教室も見つけました。お子さんの自立を促すという意図のようですが、これは家庭によって向き不向きが分かれそうです
  • 先生や他の生徒との対面のやり取りが少ない。競争心や、他の子を見て刺激を受けるという環境は、オンラインだと得にくいと感じました
  • 料金面では、思ったほど安くならないこともある。教室生プランを選んだり、通信環境を整えたりすると、結果的に通塾とそこまで大きく変わらない金額になるケースもありました

我が家が通塾を選んだ理由

一番の決め手は、息子の性格でした。

うちの子は、自宅でやらせようと思っても、なかなか言うことを聞いてくれないタイプです。教室という、逃げられない環境に身を置かないと、そもそも取り組んではくれないでしょう。自宅でアプリを開いても、他に気になるものがあればすぐそちらに気を取られてしまうだろうと、容易に想像がつきました。

オンラインそろばんは、本人が自分から進んで取り組める子にはとても良い選択肢だと思います。実際、送迎の負担がないことや、料金の安さは魅力的でした。それでも、「継続できるかどうか」を最優先で考えたときに、我が家にとっては、教室に通う形の方が現実的だと判断しました。

これから検討する人へ

もし今、オンラインそろばんか通塾かで迷っている方がいれば、料金や利便性だけでなく、お子さんが「決まった時間・決まった場所」という制約がある方が集中できるタイプか、それとも自由な環境でも自分のペースで進められるタイプか、という点を判断材料にするのがおすすめです。

我が家の場合は前者でしたが、後者のタイプのお子さんであれば、オンラインそろばんは送迎の負担なく、しかも比較的リーズナブルに続けられる、十分検討に値する選択肢だと思います。また、親ご自身がそろばんにチャレンジしたい場合にも、オンラインそろばんは手頃で、始めやすい選択肢かもしれません(大人の受け入れや対象年齢は教室によって異なるため、各公式サイトでご確認ください)。

次回は、「そろばんと「そろタッチ」、どちらにするか悩んだ話」について書きます。


参考文献・参考資料

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